【緊急事態宣言延長】 千葉大病院・横手院長「悲観せず、今の生活様式維持を」 メリハリある対策訴え

千葉大病院の横手幸太郎院長
千葉大病院の横手幸太郎院長
人工心肺装置(ECMO)が必要となる新型コロナ患者をICUに収容する職員=1日、千葉大病院(同病院提供)
人工心肺装置(ECMO)が必要となる新型コロナ患者をICUに収容する職員=1日、千葉大病院(同病院提供)
ドクターヘリで搬送されてきた新型コロナの重症患者を受け入れる職員ら=1日、千葉大病院(同病院提供)
ドクターヘリで搬送されてきた新型コロナの重症患者を受け入れる職員ら=1日、千葉大病院(同病院提供)

 緊急事態宣言の期間延長の決定を受け、新型コロナの重症患者を多く受け入れる千葉大病院(千葉市中央区)の横手幸太郎院長が2日、千葉日報社の電話取材に応じた。横手院長は「一日の感染者を100人未満にしないと本来、県内の病院は厳しい」とさらなる感染抑え込みに期待しつつ「これから暖かくなり、ワクチンも普及する。延長に悲観せず、収束に向け今の生活様式を維持してほしい」と呼び掛けた。

 県内の感染状況について、横手院長は1月中旬から減少傾向にあると説明。「感染者減少の効果が出始めてきたところなので、医療従事者として宣言が延長されてホッとした」と胸中を打ち明けた。

 前回の宣言が各施設などの休業を伴う内容だったのに対し、今回は飲食店への時短要請が中心。「人出は多いが、減少はした。国や県は前回の宣言と比較して何が良い手段なのかを分析して、メリハリのある対策を続けるのが大事」と強調した。

 ただ、同病院で治療を受けているのは症状が比較的重い患者ばかり。治療に時間がかかるため、現場の負担は続く。「患者のピークが過ぎるのは10日から2週間後だろう。宣言延長で患者が減り、今後の現場の負担軽減につながってくれれば」と期待した。

 同病院は一般病棟でクラスターが発生し、コロナ病棟の受け入れを原則停止中。1~2週間後に自宅待機の職員が戻り、再開する見通しという。


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