2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

<千葉市の病院置き去り>殺人容疑で2人再逮捕 犯人隠避の男も新たに

渡部俊文容疑者
渡部俊文容疑者
田中大樹容疑者
田中大樹容疑者

 千葉市若葉区の病院敷地内で9月、男性の遺体が置き去りにされた事件で、県警は16日、死体遺棄容疑などで逮捕していた男2人を殺人の疑いで再逮捕した。逮捕は3回目。県警は犯行後に1人をかくまったとして犯人隠避容疑で新たに男も逮捕。暴行に至った動機は不明で、県警はこの男が何らかの事情を知っているとみて調べる。

 殺人容疑で再逮捕されたのはいずれも住所不定で、無職、渡部俊文容疑者(42)と自称建設業、田中大樹容疑者(36)。

 2人の再逮捕容疑は共謀し、9月3日午前1時20分~4時ごろ、埼玉県八潮市の飲食店駐車場で無職の島村智広さん(32)=同県越谷市=を襲撃し車に連れ込み、同区中田町の畑付近に移動するまでや停車後に車内で頭部を殴るなどして殺害した疑い。

 県警によると、2人は鉄パイプや「メリケンサック」と呼ばれる凶器を拳に着けたりして暴行していた。渡部容疑者が車を運転し、停車後は2人で暴行に及んだとみられる。渡部容疑者は「暴行は間違いないが、殺そうと思っていない」。田中容疑者は「死なせたことは事実だが、殺すつもりはなかった」と供述している。

 鉄パイプは八潮市の駐車場に残されており、メリケンサックやナイフ、手錠は埼玉県三郷市内の河川に投げ込まれていた。

 犯人隠避容疑で逮捕されたのは東京都足立区保木間1、自称無職、平野勇容疑者(46)。9月3日午前10時~11時20分ごろ、同区内で渡部容疑者と合流して自身の車に乗せ、事件で使われた車を三郷市の路上に放置する手助けなどをした疑いが持たれている。

 「車に乗せ車を置きに行くのも手伝ったが、犯人と知らなかった」と容疑を否認している。一方、県警は渡部容疑者が車の放置場所について「(平野容疑者から)良い場所があると教えられた」と話していたことや防犯カメラの映像などから犯人隠避容疑で逮捕した。

 捜査関係者によると、渡部、田中両容疑者は暴力団に属さない反社会的なグループの先輩後輩で、渡部容疑者は平野容疑者を「兄貴分」と説明。田中容疑者とは知人とみられるが、県警は平野容疑者が事件に関わっていた可能性も視野に捜査している。

 千葉地検は16日、渡部、田中両容疑者を逮捕監禁致傷と死体遺棄の罪で起訴した。


  • LINEで送る