着服で高校事務員免職 知人の下着姿 ネット公開で減給も 千葉県教委処分

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 千葉県教委は29日、生徒会費を着服したとして県立印旛明誠高校(印西市)事務職員の渡辺氷河主事(21)を懲戒免職とし、元交際相手の下着姿を含む画像をインターネット上に無断公開したとして県立薬園台高校(船橋市)の男性教諭(54)も減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。県教委が本年度、懲戒免職にした教職員はこれで11人、監督責任を除く懲戒処分者総数は22人となり、前年度(免職3人、総数11人)と比べ大幅増。再発防止を叫ぶ中、年度末ぎりぎりまで謝罪を重ねる事態となった。

 県教委によると、渡辺主事は今年2月下旬ごろから今月9日までの間、校内の事務室金庫や銀行口座に保管してあった自高の生徒会費約26万5千円を4回に分けて着服した。生徒会の運営費や部活動の消耗品購入に充てるため、生徒から集めたものだった。

 上司の男性事務長(50)が金庫の現金がなくなったことに気付き、詳しく調べて一連の着服が発覚した。

 渡辺主事は昨年4月、新規採用で同高事務職員となったばかり。生徒会費の管理を一手に任されていた。県教委の聴取に対し「昨年2月に車を購入してローンに追われており、その返済に充てた」と説明した。

 着服した全額を弁償したことなどから同高は刑事告訴しない方針。監督責任で男性校長(60)が減給10分の1(1カ月)、事務長は戒告の処分となった。

 薬園台高の教諭は今月16日、以前交際した県内の20代女性の下着姿を含む画像約10枚をネット上の写真共有アプリ「インスタグラム」で、外部から閲覧できる設定にして無断公開した。女性の名前を勝手に使ってページを開設。県教委に対し「昨年12月から女性と連絡が取れず(自分が開設したページを)フォローしてほしかった」などと釈明した。教諭は既婚者という。処分を受けて依願退職した。

 女性が県警に相談して発覚。県警が立ち会って画像は全て削除したという。

 県教委による教職員処分の記者会見は今月だけで3回目。半田徹也教育次長は「本年度は不祥事が続き、県民に大きな不信感を与えてしまった」と陳謝し「根絶に向けた取り組みを徹底実施する」と述べた。