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主要駅周辺に防犯カメラ70台増設 千葉県警、計120台で防犯体制強化

新たに防犯カメラ設置区域となったJR津田沼駅前=習志野市津田沼
新たに防犯カメラ設置区域となったJR津田沼駅前=習志野市津田沼
街路灯などに設置された360度対応の防犯カメラ
街路灯などに設置された360度対応の防犯カメラ

 犯罪抑止や犯罪発生時の迅速な対応のため県内で運用される防犯カメラネットワークシステムについて、県警は設置済みの50台に一定の効果があったとして、習志野市など7市の主要駅周辺に70台を増設した。7月20日から運用を開始しており、事件や事故の発生時にはリアルタイムで活用するなど防犯体制を強化している。今後も検証を重ね、設置区域の拡大を検討していく。

 県警が新たに防犯カメラを設置したのは習志野と船橋、八千代、市川、松戸、成田、市原の7市。JRや京成電鉄などの主要駅周辺で、交差点や駅前ロータリーなどに取り付けた。同システムは犯罪抑止の効果が期待できるほか、110番通報時にリアルタイムで現場の状況を確認したり、事件や事故発生時の迅速な捜査に役立てたりする。

 新たに設置した防犯カメラでは、より広範囲な360度撮影が可能となった。4K相当の高画質録画やライブ画像にも対応し、自動で7日間分、上書き保存される。6年契約で、事業費は3億2591万円。

 県警生活安全総務課によると、2018年に防犯カメラ50台を設置した全ての区域で、刑法犯認知件数が減少した。千葉市中央区のJR千葉駅前や富士見町などの繁華街に計10台を設置した千葉中央署は、19年の刑法犯認知件数が前年比約20%減の約2350件だった。同課の担当者は「防犯カメラ設置区域を周知していることもあり、一定の犯罪抑止効果が期待できている」と分析した。

 防犯カメラの設置が進む一方で、市民のプライバシー問題も懸念されている。県警では映像を閲覧する際のルールを定めており、権限を与えられた捜査員のみが、必要に応じて専用モニターで確認する。捜査資料の中で事案と無関係の個人や建物が映る場合には、黒塗り処理を行うという。

 新規設置の際には、住民説明会も実施。新型コロナウイルスの影響で説明会が中止となった習志野市、八千代市、成田市に関しては自治会や商店会宛てに書面を配布した。同システムに関する市民の問い合わせには、随時同課が対応していく。

 昨年、県警の同システムを利用し容疑者の摘発などにつながった件数は87件。同課の担当者は「“防犯の目”としてさらなる犯罪抑止に役立て、事件や事故を早期解決するツールとして責任を持って活用する」と説明した。


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