2020年3月20日 05:00 | 無料公開
銚子市教委は19日、パワーハラスメントに当たる発言をしたとして、市教委学校教育課の女性主幹(58)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。
市教委によると、女性主幹は昨年5月22日午後3時半ごろ、勤務日の再調整を求めた60代女性職員に「二度と顔を見たくない」と発言。女性職員は市教委内の別部署に所属しているが、課長級の女性主幹が勤務日を調整する立場にあるという。
相談を受けた市のハラスメント苦情処理委員会がパワハラと認定した。女性職員は精神的苦痛から医療機関を受診し、急性ストレス障害や難聴などと診断された。
女性主幹は2014、17年度にもそれぞれ別の職員に強圧的な言動をしたとして口頭注意を受けている。市の調査に対し「自分の職責の立場の人間が発する言葉ではなかった」と反省しているという。
石川善昭教育長は「このような不祥事を繰り返さないよう信頼回復に向け再発防止に努める」とした。
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