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平手打ちや「辞めろ」 副署長ら5人がパワハラ 流山市南消防署

 流山市消防本部の南消防署の副署長ら5人が、部下の20代男性消防士を棒でたたいたり、暴言を吐くなどのパワーハラスメントを繰り返していたことが5日、分かった。男性は3月末に退職した。5人は男性の内部告発を受けた市の調査でパワハラを認め、「指導の延長のつもりだったが、悪ふざけが過ぎた」などと話しているという。市は来週中にも処分を決めるほか、他にもパワハラが行われていないか市内全4署、187人を対象に調査を続ける。

 市によると、男性は昨年4月、同署に着任。副署長(55)は7月ごろから「バカ」「辞めろ」などの暴言を繰り返し浴びせた。

 消防司令(55)、消防司令補(48)、消防士長(40)、消防副士長(31)の4人は平手打ちや、棒で尻をたたくなどの暴力を振るい、そのうち2人は暴言を浴びせた。夜勤の署内で行われ、顔に付けた洗濯ばさみを引っ張ったり、みそ汁を作る際に熱湯をかけたこともあったという。

 男性は11月に退職願を提出したが暴力などは続き、ことし3月に市に文書で内部告発。同月中旬からの市の調査に対し5人は、男性のほか、他の3人の男性署員へのパワハラをおおむね認め、「仕事を教えるつもりだった」と話しているという。市は来週中にも副市長、部長級職員による賞罰審査委員会を開き処分内容を検討する。

 水代富雄・市総務部長は「常識の範囲を超えている。厳正に対処したい」と話し、久保明消防長は「市民の安全を守るべき消防官によるこのような行為は大変申し訳なく、信頼回復、再発防止に努めたい。被害者にもおわびする」と謝罪した。


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