「過労、パワハラで自殺」 館山市職員の遺族が提訴

 館山市の金丸謙一市長は14日、記者会見し、2008年に自殺した男性職員=当時(32)=の遺族から、自殺は過重な労働や上司のパワハラが原因として、慰謝料など総額約1億4722万円の損害賠償を求められたと発表した。遺族側は千葉地裁木更津支部に提訴している。

 訴状によると、男性は06年4月、市税務課から市教育委員会に出向し、生涯学習課で文化財保護を担当。直属の上司に仕事の大半を押しつけられ、23事業のうち22事業を担った。

 また、日常的に無視されたり、怒鳴られたりなどのパワハラを受け、精神的苦痛を受けたとしている。

 男性は08年6月にうつ病と診断され、休職。市税務課に異動して復職したものの、10月に再び休職し、同月20日に自殺したという。

 07年10月から半年以上、毎月の残業が100時間を超えていたとも主張している。

 金丸市長は会見で「自殺した職員がいたことは把握している」と説明。訴状について「自殺から10年が経過し、勤務記録も残っていない。誠意を持って事実関係を調査し、追って主張したい」と話した。


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