【野田女児虐待死】父「みーちゃん、ごめんなさい」「暴行は加えていない」と起訴内容を一部否認 初公判始まる

栗原勇一郎被告(昨年1月26日の送検時)
栗原勇一郎被告(昨年1月26日の送検時)

 野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が昨年1月、自宅浴室で死亡した虐待事件で、傷害致死などの罪に問われた父親の勇一郎被告(42)の裁判員裁判の初公判が21日、千葉地裁(前田巌裁判長)であり、勇一郎被告は罪状認否で起訴内容を一部否認した。傷害致死罪については「暴行を加えたことはしていない」としながらも「罪については争わない」とも述べた。心愛さんに対しては「謝ることしかできない。知り得る限り話して明らかにしていきたい。みーちゃん、ごめんなさい」と涙ながらに時折言葉を詰まらせながら話した。
 
 起訴状によると、勇一郎被告はおととし12月30日~昨年1月3日ごろ、自宅で、心愛さんに暴行して胸骨骨折などのけがを負わせ、22~24日には心愛さんに食事を与えず、シャワーで冷水を浴びせ、飢餓や強いストレス状態にさせて死なせたなどとされる。
 
 勇一郎被告の暴行を制止しなかったとして、傷害ほう助の罪に問われた心愛さんの母親(33)はすでに懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年の一審判決が確定している。勇一郎被告は母親に対する暴行罪でも起訴され、併せて審理される。
 
 初公判では冒頭手続きの後、検察側と弁護側の冒頭陳述、書証の取り調べが行われる予定。第2回公判以降は証人尋問や被告人質問があり、3月9日の第10回公判で結審する予定。判決は19日に言い渡される見通し。


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