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新型コロナウイルス情報

勝浦滞在2人感染 国内初の無症状「陽性」 新型肺炎

 厚生労働省は30日、新型コロナウイルス感染が急拡大した中国湖北省武漢市から、日本政府のチャーター機第1便で29日帰国した邦人のうち、3人が検査で陽性となったと発表した。うち2人は勝浦市のホテル三日月滞在者。2人は同日、鴨川市の亀田総合病院に入院した。いずれも症状はなかった。無症状でウイルスが確認されたのは中国以外で初めて。

千葉県によると、2人は40代男性と50代女性。30日朝、検査を行った国立感染症研究所から「陽性」との知らせを受け、保健所の車でそれぞれ同病院に移動した。2人はホテルでそれぞれ相部屋で過ごしたが、同室の滞在者も含め2人以外はすべて陰性だった。このほか、1人が下痢を発症し入院。

 同病院は、感染症指定医療機関ではないが、県は「ホテルから最も近い救命救急センター。専門医もおり高度医療が可能」と入院先に選んだ理由を説明した。今後、同病院の医師がホテルに常駐するという。

 無症状者の陽性が判明したことについて県は「想定の範囲内」とする一方、発症者と比べウイルスの排出量が少ないことから「感染リスクは高くない。過剰に心配せず、手洗いの徹底など通常の感染症予防に努めてほしい」と呼び掛けた。

 県など関係機関は、2人の行動調査や、ホテルまでの移動に使ったバスの座席位置を確認するなどし、濃厚接触者の特定を進める。

 一方、現地在住の邦人210人を乗せた第2便が30日、武漢から羽田空港に到着。計13人にせきなどの症状があり、都内の病院に搬送された。チャーター機での帰国を希望している邦人は現時点で残り約300人。

 中国政府は、中国本土の感染者が7711人、死者は170人になったと発表した。

◆陰性でも2週間滞在 政府が対策強化、要請

 政府は30日、新型肺炎対策を強化し、帰国直後の検査でウイルスが検出されず、陰性だった人でも最長2週間ホテルに滞在するよう要請することを明らかにした。

 2週間後に改めて検査し、ダブルチェックすることも検討している。


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