木更津山中に廃プラ放置 容疑でリサイクル社長逮捕

大量に積み上げられた廃プラスチック類などの産業廃棄物=14日、木更津市
大量に積み上げられた廃プラスチック類などの産業廃棄物=14日、木更津市

 廃プラスチックなどの産業廃棄物の適正処分などを求める県の改善命令に従わず、長期間にわたり放置したとして、県警生活経済課は16日、産業廃棄物処理法違反(改善命令違反)の疑いで埼玉県熊谷市御正新田のリサイクル会社「Best」社長、玉川光一容疑者(32)=同市鎌倉町=を逮捕した。「全量撤去などの命令を受けたが、このような処分を受ける立場にない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、木更津市真里谷の山林に堆積した廃プラなどの産業廃棄物計約3700立方メートルについて、県が2018年10月、同法に基づき全量撤去や適正処分を行うよう改善命令を出したにもかかわらず、期限となる昨年1月16日までに応じなかった疑い。

 同課によると、山林は玉川容疑者の父親が経営する会社が所有していたが、現在は中国人の女性名義になっていた。廃棄物は14年12月~16年2月までに持ち込まれ放置されていた。14年12月に木更津市から千葉県に情報提供があり、昨年9月に県の告発を受け県警が捜査を進めていた。

 玉川容疑者の会社は金属類やプラスチック、廃家電製品などの買い取り、輸出を手掛けていた。廃プラなどを巡っては「リサイクル資源」として主要な輸出先だった中国で、13年に輸入規制が厳しくなり、18年以降に受け入れが禁止となった。県警は中国の規制強化により、受け入れ先がなくなった廃棄物を玉川容疑者が木更津市の山林に放置していたとみて調べている。


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