美浜区も未払い200万円 生活保護、過支給も 千葉市

生活保護の不適正処理を謝罪する市職員=14日、千葉市役所
生活保護の不適正処理を謝罪する市職員=14日、千葉市役所

 千葉市中央保健福祉センターで生活保護費約70万円の未払いがあった問題で、千葉市は14日、同センターに加え、美浜保健福祉センターでも200万円の未払いがあったと発表した。さらに両センターで、生活保護費の過支給が計713万円あったことも明らかにした。市は、未払い分の支給手続きを進めるとともに、過支給分は受給者に返還を求める。

 市美浜保健福祉センターによると、同センターでは社会援護課の30代男性職員が2017年11月~今年7月、生活保護の一時扶助申請書などを机の中に放置。32人分の生活保護費計200万円(1人当たり最大10万円)が未払いになっていた。年金支給に伴い受給者に返還を求める生活保護費の事務処理も怠り、45人分の計571万円(同259万円)が過支給になっていた。

 今年6月に受給者が入所する施設関係者から、保護費の入金に関する問い合わせがあり発覚した。同職員が担当していた100世帯中95世帯を確認した結果で、残り5世帯は調査中。

 市中央保健福祉センターでは、社会援護第2課の40代男性職員が17年6月~今年4月の間、同様に事務を怠り、一時扶助の未払いに加え、新たに12人に保護費の加算漏れなどで計5万円の未払いがあった。さらに、12人分計141万円(同50万円)の過支給もあった。

 市保護課不正受給対策室の小柳寛室長は「個人の資質の問題ではなく、進行管理ができていなかったシステムの問題と捉え再発防止に取り組む。区民の信頼を損ない申し訳ない」と謝罪した。他の区でも同様の事案がないか調査している。


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