一足早く夏休み 千葉市小中と特別支援 「宿題も遊びも全力」 熱中症対策で延長 来年も48日間、効果検証

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夏休みのしおりを手に先生の話を聞く子どもたち=12日午前、千葉市中央区の新宿小学校
夏休みのしおりを手に先生の話を聞く子どもたち=12日午前、千葉市中央区の新宿小学校

 一足早く夏休み-。児童生徒の熱中症対策として、本年度から夏休みの延長を決めた千葉市の市立小中学校と特別支援学校で12日、昨年より1週間早く夏休み前最後の登校日を迎えた。長くなる夏休みを前に子どもたちは「友達に会えなくなるのは寂しいけれど、宿題も遊びも全力で頑張る」と胸を躍らせた。

 同市中央区の新宿小学校(中嶋のり子校長・児童1061人)では、熱中症対策のため全校集会を体育館で行わず、校内放送やテレビ映像を通して実施した。その後、各クラス担当教諭が夏休み中の交通安全や不審者対策について呼び掛けた。

 6年2組では児童が夏休み中の計画や目標を発表。佐藤伶君(11)は「コンクールに出すためにロボット製作の教室に通いたい」。笠松桃羽さん(12)は「ピアノの大会に出るので、いつもよりたくさん練習する」と力を込めた。

 担任の上侑里子教諭は「元気に過ごして9月に日焼けした姿を見ることを楽しみにしています」と呼び掛け、小林汰良君(11)は「夏休みが長くなってうれしい。親戚のみんなで海に行くので楽しみ」と笑顔がはじけた。

 夏休み延長を巡っては、全国的な猛暑が続いたことから文部科学省が昨年8月、都道府県の教育委員会に必要に応じて検討するよう通知。千葉市は昨年度より4日長い46日間(7月16日~8月30日)とし、秋・冬休みを2日ずつ短縮して調整する。

 市教委は、全校の普通教室にエアコンが整備される一時的な措置としている。来年度も48日間とすることが決まっており、担当者は「熱中症対策の効果を検証する」とした。

 熊谷俊人市長は「子どもたちの環境を考えて1週間前倒しにすることになった。来夏までには全小中学校の普通教室で(エアコンを)整備できると見込んでいる」としている。

◆10代の自転車事故増加 県警夏休み前に注意喚起

 県内で10代による自転車事故が増えている。県警交通総務課によると、5月末現在の発生数は前年同期比53件増の406件。児童生徒が自転車に乗る機会が増える夏休みを控え、事故の増加が懸念される。同課担当者は「曲がり角などで気を付けたり突然飛び出さないようにしたりし、自分を守るための運転を意識して」と呼び掛けた。

 同課によると、10代の自転車事故は昨年に引き続き、各年代と比べて最も多い。今年は40代が2番目だったが、211件(前年同期比15件減)と倍近く差が開いている。同課によると、子どもが自転車を使う場面が多いことが理由だという。