市原で34・7度 5月の千葉県内史上最高 熱中症43人搬送茂原で男性重症 27日も高温警戒

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強い日差しに日傘を差す女性=26日午後、千葉市中央区
強い日差しに日傘を差す女性=26日午後、千葉市中央区

 26日の千葉県内は前日に続き広く高気圧に覆われ、各地で記録的猛暑になった。市原市は最高気温34・7度と県内の5月の観測史上最高気温だったほか、同市など9地点が5月の観測史上最高気温。県内各消防によると43人が熱中症とみられる症状で救急搬送され、茂原市では高齢男性が重症と診断された。きょう27日も暑さに警戒が必要だ。全国では北海道が厳しい暑さに見舞われ、佐呂間町で39・5度を観測。5月に観測された最高気温の全国記録と、年間の北海道の最高気温記録を同時に塗り替えた。

 銚子地方気象台によると30度以上の真夏日だったのは県内15観測点のうち11地点。うち、5月の観測史上最高気温だったのは市原市のほか、茂原市(33・8度)、佐倉市(33・7度)、我孫子市(33・7度)、船橋市(33・2度)、香取市(32・6度)、君津市(32・6度)、成田市(31・2度)、木更津市(31・2度)の計9地点。鴨川市(30・0度)、館山市(28・7度)、銚子市(28・2度)は各地点の今年最高気温だった。平年より10・5~3・6度高かった。

 県内各消防本部によると、午後5時現在で43人が熱中症とみられる症状で救急搬送。長生郡市広域市町村圏組合消防本部によると午後2時ごろ、茂原市綱島の市道で、意識のない状態で倒れていた70代男性を通行人男性が見つけ119番通報。東金市内の病院に搬送され重症と診断された。千葉市消防局によると、千葉市内では幕張メッセでのイベントで男性(19)が吐き気や頭痛を訴えたほか、屋外作業中や部活動中の25人が搬送された。

 県は、千葉や市原など6地域に光化学スモッグ注意報を発令した。

 同気象台によると、きょう27日も高気圧に覆われ晴れる見込み。県北西部は最高気温が31度と真夏日の予想で、暑さに慣れていない時期のため、暑さを避け、水分をこまめに補給するなど熱中症対策を呼びかけている。

◆列島各地猛暑、2人死亡

 26日の日本列島は前日に続き広く高気圧に覆われて各地で記録的な猛暑になった。熱中症とみられる症状で北海道と宮城県で計2人が死亡、全国で575人が救急搬送された。

 全国926観測点のうち北海道を中心に53地点が35度以上の猛暑日になり、513地点が30度以上の真夏日になった。

 気象庁によると、晴れて強い日差しが降り注いだほか、大陸から上空1500メートル付近に真夏を超える20度以上の暖気が流れ込んだ。また、佐呂間町を含む北海道東部では山越えの風が熱を帯びる「フェーン現象」の影響もあったとみられる。

 5月の過去最高気温は埼玉県秩父市で1993年5月13日に観測された37・2度。北海道の過去最高気温は音更町で2014年6月3日、帯広市で1924年7月12日に観測された37・8度。

 搬送者数の内訳は埼玉県45人、愛知県34人、北海道31人、福岡県28人、大阪府26人、兵庫県25人、京都府21人、福島県19人、東京都18人、岩手県と茨城県15人など。

 北海道以外の26日の最高気温は福島県伊達市35・9度、埼玉県鳩山町35・8度、茨城県大子町35・5度、群馬県桐生市35・4度、栃木県佐野市35・2度、大分県日田市34・6度、鳥取市34・2度、福岡県太宰府市33・9度、山梨県大月市33・5度だった。