2019年4月20日 05:00 | 有料記事
亡くなったわが子に最後の贈り物を-。ガラス仏具の店「Bee-S(ビース)」(船橋市海神6)を創業した住吉育代さん(41)は、幼くして亡くなった子や赤ちゃんのため、小さな骨つぼなどの仏具を製造・販売している。自身も生後8カ月の娘を亡くし、つらい思いをしてきたからこそ分かる「最後はすてきな贈り物を子どもに」という親の願い。短く輝いた命をいとおしむように、美しいガラス製の仏具が親子の絆を優しく包む。
(社会部・町香菜美)
優しいピンクに水色、淡い緑…。思わずぎゅっと抱きしめたくなる丸みを帯びた形をしているのは、実は手のひらサイズの骨つぼ。墓に納めるためだけではなく、「遺骨をそばに置いておきたい」という思いに応えられるよう、小さくかわいらしいデザインとしたのが特徴。
ガラス仏具を製造・販売するようになったのは、10年 ・・・
【残り 904文字、写真 1 枚】





