亡き子へ「最後の贈り物」 船橋の住吉さん、ガラス仏具で悲しみ癒やす 短く輝いた命と絆包む

 亡くなったわが子に最後の贈り物を-。ガラス仏具の店「Bee-S(ビース)」(船橋市海神6)を創業した住吉育代さん(41)は、幼くして亡くなった子や赤ちゃんのため、小さな骨つぼなどの仏具を製造・販売している。自身も生後8カ月の娘を亡くし、つらい思いをしてきたからこそ分かる「最後はすてきな贈り物を子どもに」という親の願い。短く輝いた命をいとおしむように、美しいガラス製の仏具が親子の絆を優しく包む。

(社会部・町香菜美)

 優しいピンクに水色、淡い緑…。思わずぎゅっと抱きしめたくなる丸みを帯びた形をしているのは、実は手のひらサイズの骨つぼ。墓に納めるためだけではなく、「遺骨をそばに置いておきたい」という思いに応えられるよう、小さくかわいらしいデザインとしたのが特徴。

 ガラス仏具を製造・販売するようになったのは、10年 ・・・

【残り 904文字、写真 1 枚】



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