京葉銀元行員が2億4900万円着服 手数料18年間、自身の口座に

  • LINEで送る

 京葉銀行は22日、本部に勤務していた60代の元男性行員が口座振替手数料など約2億4900万円を着服していたと発表した。昨年12月1日、伝票の不備に気付いた別の行員の指摘を受け、同行が内部調査を開始。2001年1月から昨年11月まで約18年間にわたって着服したとみられる。同行は昨年12月26日付けで元行員を懲戒解雇とし、県警に業務上横領などの疑いで告訴する方針。

 同行によると、元行員は発覚時、定年再雇用で本部に勤務していた。口座振替手数料などの事務をチェックする立場を利用して、01年1月から昨年11月まで、本来銀行が受け取るべき手数料を自身の口座に振り込んでいた。顧客への被害は発生していないという。

 同行は「今後の捜査に影響する」として、元行員の認否や動機を含む詳細を明らかにしていない。県警に被害を相談し、今後弁済を求める。

 長年にわたり不正が見過ごされた原因について、同行は「行内の相互けん制機能が働いていなかった」(経営企画部広報グループ)として、内部管理態勢に問題があったとの認識を示した。不祥事を受け、熊谷俊行頭取は「信用を第一とする銀行として、あってはならない事件。再発防止に向けて、内部管理態勢の一層の強化とコンプライアンス意識の向上に取り組み、信頼回復に努める」とコメントした。