<野田小4女児死亡>「母は味方」と信頼 児相、夫に依存傾向と分析

 「お母さんは味方」「ずっといればいいのに」-。死亡した野田市立小4年の栗原心愛さんは、母親のなぎさ容疑者について、周囲にそう話し、信頼を寄せていた。父、勇一郎容疑者からドメスティックバイオレンス(DV)を受けていたとの情報も。児童相談所は「母が父に依存する傾向がある」と分析していた。

 野田市への転居前に住んでいた沖縄県糸満市に、親族からDVに関する情報があったのは2017年7月。勇一郎容疑者がなぎさ容疑者に対し「支配的で外出や携帯電話のチェックをしている」との内容だった。

 こうした情報は野田市にも引き継がれ、柏児童相談所は心愛さんを一時保護中、両親それぞれと複数回面談。「なぎさ容疑者から具体的な説明がなく、DVと判断できなかった」とするが、「母が父に依存する力が強い」とみていた。

 糸満市立小時代の同級生に「お母さんがいなくなったら、(お父さんに)たたかれる。ずっといればいいのに」と打ち明けていた心愛さん。死亡時とは別の野田市立小で17年11月、学校アンケートに「父からの暴力」を訴えた。担任が聞き取って記入した回答欄外のメモには「お母さんは味方してくれる」と残る。

 県警の捜査幹部は、なぎさ容疑者について「親として通報や制止できる立場だった」と指摘。「DVの影響やマインドコントロールの有無を今後慎重に調べる」としている。


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