千葉県警の警察学校生「ぴんときた」 機転で通報し男“御用”

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 千葉県警の警察官を志す県警察学校生の男性2人が、男と高齢女性のやりとりを見て電話de詐欺事件を疑って通報を依頼し、現金受け取り役の男が8日、千葉中央署に詐欺未遂容疑で逮捕された。男性は「授業で振り込め詐欺について学んでいたので、ぴんときた」などと話している。

 逮捕されたのは野田市堤台、自称整備士、佐藤一輝容疑者(21)で、同署は10日、千葉地検に送検した。

 逮捕・送検容疑は仲間と共謀し、8日午後0時ごろから同6時半ごろまでの間、木更津市内の無職女性(76)に息子をかたり「重要な書類が入ったかばんを盗まれた。会社の取引でお金が不足しているから300万円用意できないか」などとうその電話を6回にわたってかけ、現金をだまし取ろうとした疑い。

 同署によると、JR千葉駅構内に呼び出され150万円を持参した女性は、現金を受け取りに来た男が息子の同僚をかたっていたことから「息子じゃないと渡さないからね」と声を張り上げた。偶然その場に居合わせ、その声を聞いた男性2人は「祖母と孫かな」と思ったが、女性が困った様子だったため不審に思い駅員へ通報を依頼。駆け付けた機動捜査隊員が佐藤容疑者を取り押さえた。

 同署ではほかにも仲間がいるとみて調べている。