千葉県、5年前指導も倒壊 鎌ケ谷のゴルフ練習場鉄柱

鉄柱が倒壊した「鎌ケ谷ミナトゴルフセンター」=6日午後1時45分ごろ、鎌ケ谷市南鎌ケ谷
鉄柱が倒壊した「鎌ケ谷ミナトゴルフセンター」=6日午後1時45分ごろ、鎌ケ谷市南鎌ケ谷

 台風18号による強風で、鎌ケ谷市南鎌ケ谷のゴルフ練習場「鎌ケ谷ミナトゴルフセンター」の鉄柱が倒壊した事故で、千葉県が5年前、事業者に対し、鉄柱などの劣化を改善するよう建築基準法に基づく口頭指導を行っていたことが9日、分かった。県は、県内のゴルフ練習場や鉄柱があるゴルフ場計約100カ所について施設の維持・保全状況を調査することも検討している。

 県建築指導課によると、2009年4月、鎌ケ谷市に「鉄骨材が劣化している」とする匿名の通報があったといい、柏整備事務所(当時)が鉄柱や、鉄柱同士をつなぐ鉄骨材などの劣化を改善するよう、数回にわたり直接指導したという。

 県は同年中に改善したことを目視で確認した。県は「十分な指導を行った」とした上で、倒壊を防げなかったことについて「原因は調査中であり、何とも言えない」としている。

 一方、事業者側は鉄柱やネットの撤去作業に着手しており、倒れずに残った柱も撤去する方針。ネットの撤去が完了し次第、周辺の一部世帯で継続している避難勧告が解除される見通し。

 事故では、練習場のネットを支える鉄柱40本(高さ40~20メートル)のうち、突風で15本が倒壊。柱は敷地内に倒れたため、周辺の民家や住民への被害はなかった。


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