2024年10月5日 05:00 | 有料記事

千葉診療所=9月、千葉市中央区院内
千葉診療所(千葉市中央区)を運営する一般社団法人「千葉衛生福祉協会」(協会、同区)で、従業員約200人の事実上の整理解雇が生じたことが4日までに、関係者への取材で分かった。従業員は、依田和孝氏(50)が代表を務め訪問看護・介護事業や保育事業などを行う「在宅支援総合ケアサービス」(在宅、同市稲毛区)の元社員。在宅と協会の業務提携に伴って協会に転籍していた。転籍は在宅が社会保険料の削減を図る目的だったとされる。在宅の関係先に戻ることになった看護師が雇用に関する先行き不安などから一斉退職。訪問看護の利用者が路頭に迷う事態も招いている。
関係者によると、協会と在宅は昨年末に業務提携を実施。在宅は今年1月末、訪問看護や訪問介護、訪問入浴、保育園などを担当する社員約200人に対し2月1日付で協会へ転籍となり、個人事業主になると通告した。給与や職場はその ・・・
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