「加害者」にならないため… デマか、拡散前に検証を 複数の情報源から判断 千葉商科大・磯山友幸教授 【房総の記憶 関東大震災100年】

磯山友幸教授=市川市の千葉商科大学
磯山友幸教授=市川市の千葉商科大学

 関東大震災下では、さまざまなデマや流言が飛び交い、大きな混乱が起こった。100年がたった今も、災害時を中心にインターネット上でデマやフェイクニュースがあふれる。人はなぜデマを信じてしまうのか。そして、自分自身がデマを広げる「加害者」にならないためにはどうすればいいのか。情報倫理に詳しい千葉商科大学(市川市)の磯山友幸教授(61)に話を聞いた。

 災害時のデマとして有名なのは、2016年の熊本地震の「近くの動物園からライオンが逃げた」というねつ造。SNSに市街地に立つライオンの画像がアップされ、動揺を招いた。千葉県内でも東日本大震災直後に起きたコスモ石油千葉製油所(市原市)の爆発炎上事故で、「有害物質の雨が降る」というデマが流れた。

 磯山教授は災害時にデマに飛びついてしまう心理について、「人は不安な時に判断能力が落ち、インパクトの大きい情報 ・・・

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