舟上から哀愁漂う演奏 香取・小野川で佐原囃子披露

古い町並みに佐原囃子の音色が響いた=10日、香取市
古い町並みに佐原囃子の音色が響いた=10日、香取市

 新型コロナウイルスの影響で中止となった香取市の佐原の大祭秋祭りの本来の最終日だった10日、同市の佐原の町並みを流れる小野川で佐原囃子(ばやし)の演奏が行われた。下座連2団体がさっぱ舟に乗り、哀愁漂う笛や太鼓、鉦(かね)の音色を披露。観光客らはうれしそうに耳を傾けた。

 出演したのは、例年秋祭りで山車の上で演奏している寺宿囃子連と源囃子連中。「疫病退散」を掲げた舟で「悪魔ばらい囃子」とも称される曲目「あんば」などを演奏した。

 寺宿囃子連の大塚益弘下座長(62)は「祭りの雰囲気を少しでも感じてもらえたならうれしい」と笑顔。源囃子連中の和田勇一代表(51)は「みんなで前に向かって進み、来年こそは祭りをしたい」と話した。

 佐原の町並みに元気を取り戻そうと、佐原の大祭実行委員会と小江戸さわら会が主催。実行委の伊能秀明委員長は「訪れてくれた人へのおもてなし。琴線に触れる素晴らしい演奏をしてくれた両下座連に感謝する」と話した。


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