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舟に揺られ佐原囃子 疫病退散へ祭り気分演出 香取

佐原の町並みに佐原囃子の音色が鳴り響いた=香取市の小野川
佐原の町並みに佐原囃子の音色が鳴り響いた=香取市の小野川

 香取市の「佐原の大祭秋祭り」が新型コロナウイルスの影響で中止となり、本来であれば祭り最終日だった11日、江戸情緒漂う「佐原の町並み」を流れる小野川で、コロナ収束を願う佐原囃子(はやし)が演奏された。市内で活動する囃子連がさっぱ舟に乗り、哀愁漂う笛や太鼓、鉦(かね)の音を披露。少しでも祭りの雰囲気に浸ろうと、地元住民らが川沿いに集まり、伝統の演奏に耳を傾けた。

 出演したのは、例年秋祭りで山車の上で演奏している牧野下座連と佐原囃子連中。「疫病退散」を掲げた舟で、茨城県稲敷市の大杉神社のお囃子を源流とし、「悪魔ばらい囃子」とも称される曲目「あんば」などを演奏し、聴衆を喜ばせた。

 牧野下座連代表の佐藤良夫さん(65)は「コロナの影響で祭りがないのは寂しい。皆さんも同じ気持ちのはずなので、演奏を聴いて少しでも祭りの気分を味わってもらえれば」と話した。

 佐原の町並みに元気を取り戻そうと、佐原の大祭実行委員会と小江戸さわら会が主催。佐原囃子は国の無形民俗文化財に指定されている。


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