年齢区分意味ない? 対象外なのに予約可能 市川市のワクチン接種

 高齢者に対する新型コロナウイルスのワクチン接種の予約を巡り、市川市は年齢別に受付開始時期をずらしているにもかかわらず、実際は65歳以上であれば開始時期に関係なく予約ができることが分かった。一部の市議が17日、改善を求める申し入れ書を村越祐民市長に提出した。

 市は、接種券を4月23日までに届くよう2回に分けて一斉に郵送。5歳ごとに予約開始時期を分け、インターネットと電話で受け付けるとしていた。

 第1弾として5月12日から90歳以上の予約を開始したところ、ネットは年齢区分に関係なく65歳以上であれば予約ができる状態だった。予約システムに年齢ごとに受け付けを制御する機能がないことが原因で、接種券の番号と生年月日を入力すれば、90歳未満も受け付けていた。実際に予約できた市民もいたという。

 電話でも基礎疾患があると申告すれば、90歳未満の予約を受け付けていた。市は「基礎疾患があり、早めに接種したい市民を単なる年齢で区切るのは運用としてまずいと判断した」と説明。しかし「混乱を招く可能性がある」として、予約が可能なことを市民に公表していなかった。

 市は年齢区分しての予約を続ける方針で、17日から85歳以上の受け付けを開始。接種は24日から始まるが、対象年齢外でネット予約した市民への対応や、今後の予約方法について「検討中」と述べるにとどまっている。「ワクチンは十分に供給されるので焦らず予約を」と呼び掛けているが、ネットに予約が殺到する恐れもあり、対応次第ではさらなる混乱を招きそうだ。


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