和菓子の虎屋リニューアル 全商品を一新 配合帳もとに「とらやき」復活 香取・佐原地区

壁に貼られたお菓子の木型
壁に貼られたお菓子の木型
商品をPRする店員=香取市佐原イ
商品をPRする店員=香取市佐原イ
手前が看板商品の「とらやき」。右奥は「TORA3°」
手前が看板商品の「とらやき」。右奥は「TORA3°」

 江戸時代の1657(明暦3)年に創業した香取市の佐原の町並みにある和菓子会社「虎屋菓子舗」が店をリニューアルし、29日にグランドオープンする。19代当主の高橋良輔さん(46)が、家に残っていた配合帳を基に、かつての看板商品だった「とらやき」を復活。こだわりの商品と洗練された店構えでにぎわいの創出を目指す。

 新型コロナウイルスが猛威を振るい観光客らが減少する中、町並みの活性化に寄与しようとリニューアルを決意。30種類あった商品は全て新しいものに変え、5種類に絞った。

 生地に虎のしま模様を付ける「とらやき」は、製造するのに高度な技法が必要で、虎屋では3代前で途絶えていた。1年前に高橋さんが家の整理をしていたところ配合帳が見つかり、復活に向けて動き出した。

 味を現代風にアレンジするため何百回と試行錯誤。小豆を直火で煎(い)ると風味が良くなり、3日間炊くことでツヤが増すことが分かり、商品化にこぎ着けた。水は香取神宮の御神水を使っている。

 店内には七福神の欄間などがあり、壁には鶴や亀、宝船などのお菓子の木型が貼られている。高橋さんは「縁起の良い店構えにして、来て良かったと思ってもらえる店にした。お菓子がおいしいのは当たり前として、店員のホスピタリティーも徹底している」と胸を張る。

 商品は他に、あんこと国産果実のソースをサンドした「TORA3°(とらサンド)」やとらやきの生地を焼いた「虎スク」などがある。高橋さんは「本物を追求した菓子をぜひ味わってほしい。周りの店とも協力しながら地元を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。

 営業時間は午前10時~午後7時。水曜定休。5月中旬まで商品購入者に振る舞い餅をプレゼントする。問い合わせは同店(電話)0478(52)2413。


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