コロナ収束願う折り鶴おたきあげ 茂原 七夕まつり中止受け市内彩った3万羽

コロナ収束を願い折り鶴3万羽をおたきあげ供養=茂原市の藻原寺
コロナ収束を願い折り鶴3万羽をおたきあげ供養=茂原市の藻原寺

 千葉県茂原市のボランティア団体「企業災害救援隊・HART」が、同市の藻原寺で折り鶴のおたきあげ供養を行った。折り鶴は昨年、茂原七夕まつりが新型コロナウイルスの影響で中止になったため、同団体が企画した千羽鶴プロジェクトで集めた約3万羽。メンバー十数人が集まり、神妙に供養を見守った。

 折り鶴はHARTの呼び掛けで市内の企業、小中学校、保育所、福祉施設など約千団体が作った。JR茂原駅に飾られた後、市役所に展示し、多くの市民の目を楽しませた。「コロナに負けるな」などの願い事を短冊に書き込んだこともあり、供養することにした。

 岡本朋子会長(42)は「早くコロナが収束してほしいという心のこもった鶴で、安易に処分するわけにはいかない」と話す。市役所の展示は昨年末に一度、撤収したが、市内の感染者が増加したため、2月に付け直した。「その後、感染者が減って、年度末まで飾ることになった」と笑顔を見せた。

 HARTは市内の経営者有志が、一昨年の豪雨で被害を受けた企業に、ボランティアを派遣する受け皿として結成した。復旧後も市に元気を取り戻す活動を継続している。「ボランティアは続けることが大切。ズーム会議など苦労したが、会員の結束が強くなった1年だった」と岡本会長。炎に包まれる折り鶴に手を合わせ、「コロナが一日も早く収束してほしい」と願った。


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