手作りかばんと地産食材カフェ 佐原の街並みに「チャレンジ店」 信金跡地、香取市が創業支援

バッグなどのオリジナル手作り品を販売する伊藤さん=16日、香取市
バッグなどのオリジナル手作り品を販売する伊藤さん=16日、香取市
佐原の伝統的建築物をイメージしたチャレンジショップの外観
佐原の伝統的建築物をイメージしたチャレンジショップの外観

 歴史的建造物が立ち並ぶ香取市の佐原の町並みの中に、地域商業を担う人材を育成する「市佐原チャレンジショップ」が建設され、16日にオープンした。市は事業者に物販と飲食の2区画を2年契約で貸し出し、将来的な市内での創業を目指してもらう。

 同ショップは、市と佐原信用金庫の創業支援に関する連携協定に基づき、信金の本宿支店跡地に建設され、9月に落成した。木造平屋建てで延べ床面積は89・43平方メートル。歴史的景観を保全するため、佐原の伝統的建築物の意匠を再現した外観にした。

 物販スペースを借りた銚子市の伊藤克智さん(44)は、オリジナルブランド「IKKAGEN(イッカゲン)」のハンドメイドの革、布製品を販売。町並みに調和した落ち着きのあるかばんやカード入れなどの商品を展開している。伊藤さんは「2年間で地域の人の信頼を得て、店を出したい」と意気込む。

 飲食スペースには香取市内在住の中山久江さん(63)のカフェレストラン「CHOPIN(チョピン)」が出店。地元産の食材を多く使用し、“おふくろの味”を意識したおにぎりやカレーなどを提供する。

 開業記念式が同日開かれ、宇井成一市長が「商業事業の中核となる施設になる」とあいさつ。信金の小森哲理事長は「実践的に事業者を支援し、街のにぎわいを創出していく」と話した。

 市商工観光課によると、事業者は書類と面接審査で選んだ。物販には1件、飲食には2件の申し込みがあった。


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