緊張高まる「第3波」 県、新たな診療体制 観光地は不安払拭模索

発熱患者などの相談・診療・検査の流れ
発熱患者などの相談・診療・検査の流れ
ハウスをイートイン棟に転用するなど感染防止策を進める相葉社長=16日、山武市の相葉苺園
ハウスをイートイン棟に転用するなど感染防止策を進める相葉社長=16日、山武市の相葉苺園

 新型コロナの感染者が最多を更新するなど「第3波」が指摘され、千葉県内各地で緊張が高まっている。県は16日、インフルエンザとの同時流行に備え、発熱患者の新たな診療体制をスタート。苦境が続く観光地では飛まつ防止策など対応を模索する。2波収束前の3波到来に専門家は「基本対策の徹底を」と改めて呼び掛けている。

 県は16日、関係部署の担当者らによる会議を開き「予防策の徹底呼び掛け」「感染発生状況の注視」など緊張感をもって対応することを確認。一方で、コロナとインフルエンザの同時流行に備え、発熱患者の新たな診療体制をスタートさせた。

 医療現場の混乱を避けるため抜本的に見直すもので、発熱症状のある患者は、まずはかかりつけ医か県発熱相談コールセンター(0570-200-613)などに電話で相談するよう変更した。

 県内では14日に過去最多となる88人のコロナ新規感染者が確認され、16日には2番目に多い77人の感染を確認。15日時点で新規感染者の直近7日間平均が61・0人となるなど深刻な状況だ。

 観光地も対応を模索する。関東屈指のイチゴ狩りスポットと呼ばれる山武市の通称「成東ストロベリーロード」は間もなくシーズン。「相葉苺園」は摘み取り時の密集や飛まつ防止策として一部のハウスをつぶしイートイン棟を新設する。

 摘み取りでハウスに入れるのは家族の代表者のみ。別のハウス2~3棟に間仕切りを設けイートイン棟にすることで一度にハウスに入る人数を従来の半分以下に抑えるという。

 ハウスを転用した分、収入は数百万単位で減る一方、設備投資は増える。それでも相葉英樹社長は「不安を拭うことが大切」と話す。


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