動物の餌に、環境整備に力を貸して! 市原ぞうの国とマザー牧場、クラウドファンディング挑戦 返礼品も

ゾウの水遊び場に生まれ変わる市原ぞうの国のアヒル池
ゾウの水遊び場に生まれ変わる市原ぞうの国のアヒル池

 動物たちの施設改修や餌代などに充てるため、市原市の「市原ぞうの国」と富津市の「マザー牧場」が、それぞれインターネットを通じて資金を募るクラウドファンディング(CF)を行う。

 市原ぞうの国(坂本小百合園長)は、来春に向け開園以来初めての大規模リニューアルに着手し、新設するゾウの水遊び場「エレファント スプラッシュ」の資金を調達するため、27日からCFを始める。1000万円を目標に来年1月15日まで募集する。

 ぞうの国は1989年開園。老朽化が進んだ施設があり、ゾウたちがよりリフレッシュできる環境を整えようと改修を始めた。同園で生まれた子ゾウたちが水遊びする姿が来園者に人気で、「皆さんの力を合わせた証しの施設として造りたい」と、初めてCFで広く資金を募って水遊び場を造ることにした。

 水遊び場は、ぞうさんショー広場近くにあるアヒル池の形状を変更するなどし整備する。完成後は、大好きな水浴びを楽しむゾウたちを間近で見ることができる。アヒルやカピバラなどは新設する池に移る。

 そのほかにも入園ゲートからショー広場にかけてさまざまな改修を行い、来年3月中旬のオープンを目指す。1月17日までは通常営業、その後2月末までは一部開園で、3月1日からオープンまでは臨時休園。

 CF締め切りの来年1月15日は同園のゾウ「ら夢(らむ)」の2歳の誕生日。CFは寄付額に応じ、ゾウと一緒に夜桜パーティーができる体験プログラムなどの返礼品を用意している。詳細は同園やCFサイト「ブースター」のホームページで。

 ぞうの国には現在、1歳から42歳まで、アジアゾウ11頭とアフリカゾウ1頭の計12頭がおり飼育数は国内最多。カピバラやレッサーパンダなど約80種類の動物がいる。

◆台風、コロナで打撃のマザー牧場も

 昨秋の台風被害に続き新型コロナウイルスの影響を大きく受けたマザー牧場は、CFを19日にスタートした。目標金額は1千万円。動物たちの飼育環境の整備や場内の花畑の維持管理に充てる。12月25日まで。

 台風被害からようやく立ち直りつつあった矢先のコロナ禍で再び打撃を受けた。台風後の復旧と新型コロナの感染拡大防止のため計40日間にわたり臨時休園し、通常営業できなかった期間は121日間にも及んだ。

 営業再開後、客足は徐々に回復したものの春先や初夏の繁忙期に臨時休園した収入減少のため、広大な場内を四季折々に彩る花畑の管理や、ヒツジ、アルパカ、牛など16種約900匹の動物たちの餌代などに支障をきたしているという。

 宣伝課の担当者は「台風とコロナで社員もへこんでいる時、ファンの声に励まされた。これからも魅力的な施設にするためお力添えをいただきたい」と呼び掛けている。

 CF詳細は同牧場プロジェクトページ(https://readyfor.jp/projects/motherfarm)へ。返礼に入場招待券や2年間使える年間パス「マザー・2イヤーズ・パス」、CF限定「スペシャルバックヤードツアー」、自家製ソーセージ、お菓子などを用意している。


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