2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

野外繁殖のコウノトリ「わたる」 父の故郷・野田に初飛来

水田で羽を広げる(左から)わたる、レイ(野田市提供)
水田で羽を広げる(左から)わたる、レイ(野田市提供)
水田でえさを探す(左から)わたる、レイ、カズ(野田市提供)
水田でえさを探す(左から)わたる、レイ、カズ(野田市提供)

 国の特別天然記念物、コウノトリの野生復帰に取り組む野田市は18日、市生まれの雄「ひかる」を父に野外繁殖で今年生まれ、巣立った雄の「わたる」を市内の木間ケ瀬付近で確認したと発表した。脚光を浴びている「幸の鳥」の初来訪に市の担当者は喜びを隠せずにいる。

 わたるは栃木など4県にまたがる渡良瀬遊水地で、ひかると徳島県鳴門市生まれの雌「歌」の親鳥ペアから5月末ごろ、雌の「ゆう」とともに誕生。2005年に野生復帰に向け放鳥が兵庫県から始まって以来、野外繁殖による赤ちゃんは東日本では初だった。

 野田市職員が17日午後、昨年市が放鳥した雌「レイ」の衛生利用測位システム(GPS)発信器データを元に現地を訪れた際、レイやきょうだいの雄「カズ」とともに、もう1羽の飛来を見つけた。足輪を確認し、わたると確認した。

 3羽は18日現在、野田市木間ケ瀬地区や隣接する小山地区付近の水田を行き来し、カエルやザリガニなどを捕食しているとみられる。

 カズとレイは個別に「故郷」の野田市にときどき飛来している。発信器を装着しているレイは9月中旬に茨城県神栖市、同坂東市、群馬県大泉町、同伊勢崎市と関東平野を移動。カズとわたるは栃木県小山市の渡良瀬遊水地や近くの群馬県館林市で目撃されていることから、野田市は「カズとレイがわたるを連れて来てくれたのかもしれない」と歓迎している。


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