2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

コウノトリの幼鳥2羽死ぬ 放鳥目前、捕獲作業中に 野田市

死亡した幼鳥(手前左)と生存している幼鳥(手前右)。奥は親鳥=6月19日(野田市提供)
死亡した幼鳥(手前左)と生存している幼鳥(手前右)。奥は親鳥=6月19日(野田市提供)
飼育繁殖施設で生まれた3羽のコウノトリ=4月、野田市
飼育繁殖施設で生まれた3羽のコウノトリ=4月、野田市

 国の特別天然記念物、コウノトリの野生復帰に取り組んでいる野田市は2日、4月に生まれた雄の幼鳥3羽のうち2羽が捕獲作業中の事故で死んだと発表した。親鳥と同じ約1メートルの大きさにまで成長し、8日の放鳥を目前に控えていた。

 市によると、3羽の幼鳥は市が育てている雌雄のコウノトリに托卵(たくらん)した有精卵から4月7、8日に誕生。6月上旬に巣立ち、順調に成長していた。

 事故は市内の飼育繁殖施設「こうのとりの里」で、1日午前7時半から始めた衛生利用測位システム(GPS)発信器を取り付けるための捕獲作業中に起きた。

 市職員や第三セクターの飼育員らがケージの中で追い込み用の幕を持って近寄った際、幼鳥は職員らの頭上を越えて飛び、ケージ側面の鉄製のフェンスに何度かぶつかった。捕獲は15分程度で終了。幼鳥2羽の様子がおかしく、獣医師が蘇生措置などをしたが、間もなく死んだ。

 市は1日、死因を特定する病理解剖のため2羽の幼鳥を兵庫県立コウノトリの郷公園に送った。その結果などを踏まえ、今後の放鳥作業を検討する。

 放鳥は残り1羽のみで事故防止のため発信器を装着せずに行う。放鳥後の見守りは足輪を手掛かりに情報収集する。過去に放鳥した個体で佐賀県や宮城県から足輪を基に情報が寄せられたことがあるという。


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