「拾得物」のヤギ世話で感謝状 飼い主名乗り出ず3カ月 迷子の「まーちゃん」と名付け、宇佐美さん宅に“仲間入り” 大多喜

金銀の飾りでおめかしした迷子ヤギの「まーちゃん」と、今後も飼育することを決めた宇佐美さん=大多喜町
金銀の飾りでおめかしした迷子ヤギの「まーちゃん」と、今後も飼育することを決めた宇佐美さん=大多喜町
宇佐美さん宅に仲間入りした迷いヤギ(左)
宇佐美さん宅に仲間入りした迷いヤギ(左)

 大多喜町で9月に保護された「拾得物」扱いの迷いヤギを動物愛護の精神で預かって飼育などしたとして、林業会社経営の宇佐美國之さん(41)=同町=に勝浦署(片山孝男署長)から署長感謝状が贈られた。保管期間の3カ月を経過しても飼い主の名乗り出はなく、宇佐美さんは「まーちゃん」と名付けた迷いヤギを先住の5頭と一緒に飼い続けることにした。(橋本ひとみ)

 同署によると、迷いヤギは9月10日に町内で住民が捕獲し、保護した同署はヤギを飼っている宇佐美さんを紹介してもらい協力を求めた。宇佐美さんは「困っていると思い、僕がやらないと誰もやらないだろうと引き取りに行った」と振り返った。

 迷いヤギは雄で、推定6、7歳ぐらい。宇佐美さん宅は先住のヤギ5頭と猫10匹がおり、正式に仲間入りした。宇佐美さんは、迷子の「まーちゃん」と呼ぶことにした。ただ、まーちゃん自身は名前を認識していない様子だという。

 暴れて苦労したこともあったというが、3カ月がたち去勢を行い「一番かわいくて、一番おとなしいヤギになった」。先住のヤギは飼えなくなった人から引き取って1年ほど前に飼い始めたといい、餌は山の草、おやつには米ぬかなどを与えているという。

 宇佐美さんはまーちゃんについて「飼いきれずに捨てたのではないかと思う」と語り、「おいしいものを食べて、のびのび暮らしてほしい」と思いを込めた。


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