2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

地域の馬頭観音知って! 市民学芸員、調査2年経て写真展 袖ケ浦市郷土博

郷土博物館で開催中の市民学芸員による写真展「馬に乗った観音様」=袖ケ浦市
郷土博物館で開催中の市民学芸員による写真展「馬に乗った観音様」=袖ケ浦市

 道端に何気なく残る石造物の中から馬頭観音に注目した写真展「馬に乗った観音様-わがまちにも-」が、袖ケ浦市郷土博物館で開かれている。博物館を拠点に活動する市民学芸員の2年にわたる調査の成果だ。石仏、石塔など市内の文化遺産をまとめたDVDも作成した。

 写真展は、自らの学びを進め、地域への貢献を目的に活動する市民学芸員(35人在籍)のグループの一つ「郷土を学ぶ会」による自主企画。「馬乗り馬頭観音」の写真に位置図を添え、市内の22基を紹介する。

 馬頭観音は六観音の一つで馬の守護神であり、江戸時代以降に馬を供養する目的などで盛んに作られた。全国的に見ても県内に多く残っており、特に袖ケ浦や木更津、君津、富津、市原といった西上総に集中。馬に乗った観音像が、顔が三つで腕がいくつもある三面多臂(ひ)、表情は慈悲相と憤怒相に特徴があるという。

 同会は、2018年春から約1年半かけて市内各地を訪ね歩き、路傍に残るさまざまな石仏や石塔などを記録した。写真展で紹介する馬頭観音は、その一部となる。

 調査した石造物などの文化遺産2332件は、さらに約半年の整理作業を経て6地区ごとに位置図とデータベース、スライドショーから成るDVD「袖ケ浦散策~地域の文化遺産を中心として~」にまとめた。公民館や図書館などで活用される。

 メンバーは「文化遺産が地域の宝物として市民に認識され、後世に引き継いでもらえたら」と期待する。

 写真展は30日まで。11日と月曜が休館。入場無料。問い合わせは同博物館(電話)0438(63)0811。


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