親子の悩みラインで解消 市川のNPOが無料相談 「むすびめ」開設

ライン無料相談窓口「むすびめ」
ライン無料相談窓口「むすびめ」
「むすびめ」のQRコード
「むすびめ」のQRコード

 コロナ禍における親子の悩みやストレスを軽減しようと、市川市のNPO法人「ダイバーシティ工房」(不破牧子代表)は、無料通信アプリLINE(ライン)を使った相談窓口「むすびめ」を開設した。3日から相談を受け付け、子育てや学習支援など幅広い悩みに無料で相談に応じる。

 同NPOは、一人親家庭や発達障害の子ども向け学習・生活支援事業を展開しており、4月には市内2カ所目となる自立援助ホームを立ち上げた。支援を続ける中で、新型コロナウイルス感染拡大による長期休校など生活の変化にストレスを抱える子どもや、外出制限による子育て家庭のうつ状態、虐待リスクの増加を危惧。家庭によっては必要な支援にたどり着くことが難しいと考え、身近なアプリであるラインによる相談窓口を立ち上げた。

 悩みに幅広く対応するため、年齢や対象は制限しない。相談は24時間受け付け、社会福祉士や保育士などの資格を持った職員が返信する。必要に応じて電話対応や行政手続きに同行、同NPOが運営する無料学習支援への橋渡しなどの支援をする。

 ライン相談窓口について不破代表は「ちょっと誰かに話を聞いてほしい、どこに相談したらよいのか分からない、そんな時に思い出してもらえるような窓口になれば」としている。

 「むすびめ」は、ラインでQRコードやID「@055pwkyd」を使って同NPOを「友だち追加」し、相談したいメニューを選択して利用する。対応時間は平日午前9時~午後8時。


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