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新型コロナウイルス情報

自宅学習に役立てて ウェブ活用し情報発信 千葉市と休館施設、大学も

千葉市のホームページ内に新設した千葉氏ポータルサイト
千葉市のホームページ内に新設した千葉氏ポータルサイト
加曽利貝塚博物館の「館長の考古学日記」。ラオスの土器づくりを動画配信している
加曽利貝塚博物館の「館長の考古学日記」。ラオスの土器づくりを動画配信している

 新型コロナウイルスの感染拡大で博物館などの臨時休館が続く中、千葉市内の各施設では、ウェブサイトで郷土の歴史や研究成果を紹介したり、一押しコレクションを披露したりとインターネットを使った情報発信に力を入れている。市立加曽利貝塚博物館は考古学に関連した“通信講座”を連続掲載。千葉大は同大出身デザイナーの作品集を追加公開した。担当者は「こういう状況なのでウェブ上で楽しんで」と呼び掛けている。

 同大アカデミック・リンク・センターは2018年9月から、最新技術を駆使して江戸時代の貴重な医学書や園芸書をウェブ上で紹介する「千葉大学学術リソースコレクション」を公開。3月30日から新たに、同大工学部出身者が手掛けた工業デザイン集を追加した。初代ウォークマンやチョコレートのパッケージなど約430点を紹介する。

 担当者は「いろいろ制限されている状況なので多くの人にウェブ上で楽しんでもらいたい。生活に身近なデザインが千葉大と関係していることが分かる」と見どころを説明した。

 3月3日から臨時休館中の千葉市立加曽利貝塚博物館では、昨年12月から始めた「館長の考古学日記」の更新頻度をアップ。加納実館長(58)が調査したラオスの伝統的な土器づくりの様子を動画配信したり、学芸員の仕事を分かりやすく解説したりしている。

 加納館長は「これをきっかけに興味を持ち、インターネットでいろいろなことを調べて。家にいる時間を有効に使ってほしい」と子どもたちに呼び掛けた。

 千葉市は、2026年の開府900年に向け、街の礎を築いた千葉氏関連の情報を集めた「千葉氏ポータルサイト」を4月1日に新設。千葉氏の歴史やゆかりある全国12市町の情報を載せるほか、過去の公開講座の内容を動画で見ることができる。

 同じく3月3日から臨時休館中の同市郷土博物館は、5月1日からホームページをリニューアル。新設した研究員のコラムコーナーでは千葉氏があつく信仰した千葉神社の歴史や、約100年前に流行したスペイン風邪を取り上げている。同館の担当者は「ずっと休館が続いているので、ポータルサイトやホームページを見てもらえれば」と促した。


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