「銚子ビール」で街おこし 灯台近くに醸造所完成 19日から仕込み

醸造所の内部を紹介する佐久間さん=銚子市の犬吠テラステラス
醸造所の内部を紹介する佐久間さん=銚子市の犬吠テラステラス
犬吠テラステラス内で営業するタップルーム
犬吠テラステラス内で営業するタップルーム

 銚子市の観光名所「犬吠埼灯台」近くに位置する複合商業施設「犬吠テラステラス」内に、クラフトビールブランド「銚子ビール」の醸造所が完成した。地域を盛り上げようと、事業を展開する販売元の「銚子チアーズ」が、今月6日付で発泡酒の製造に必要な免許を取得。19日には最初に製造される「ファーストバッチ」の仕込みを始める。発案者で社長の佐久間快枝さん(48)は「長い間、自分たちで造りたいと思っていたが、ようやく実現する」と期待に胸を膨らませている。

 醸造設備は同施設の1階に約1千万円かけて整備。月1200リットルほど製造できるという。現在、同社が瓶詰めを販売しているのは辛口でキレのある「銚子エール」だけだが、今後はさまざまなレシピの商品を仕込み、瓶詰めして販売することにしている。

 施設内の隣地には昨年6月、先行してさまざまなクラフトビールを提供できる「タップルーム」を設置。銚子エールのほか、爽やかな味わいの「犬吠ホワイトIPA」が楽しめる。

 銚子ビールの構想は2016年、佐久間さんが立ち上げた。銚子エールは同社設立前の17年春、酒の小売業免許を持つ佐久間さんの実家が販売元となり売り始めた。一方、実際に製造しているのは石川県川北町の農業法人となっている。

 発案者の佐久間さんは当初から「犬吠埼灯台のそばで醸造したい」という夢があった。18年12月にプレオープンした同施設に、醸造所を設置することにした。

 事業に合わせ、地元農家がホップと麦を作り始めている。「将来的にはこれを活用して仕込みたい」と語る佐久間さん。「(事業を通じ)みんなに声援を送り、人々をつないできたい」と意気込んでいる。

 ファーストバッチは4月上旬に完成する。5月ごろにはオープニングセレモニーを実施する予定。


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