厳寒の海、勇壮に「梵天立て」 木更津・中島海岸

海に梵天を突き立てる若者たち=11日、木更津市
海に梵天を突き立てる若者たち=11日、木更津市
厳寒の海に梵天を突き立てる若者たち
厳寒の海に梵天を突き立てる若者たち
梵天をかつぎ、波をかきわけて沖に向かう若者たち
梵天をかつぎ、波をかきわけて沖に向かう若者たち

 さらしにたすき姿の若者たちが厳寒の海に入り、五穀豊穣(ほうじょう)や大漁を祈る民俗行事「梵天(ぼんてん)立て」が11日朝、木更津市中島の中島海岸で行われた。

 午前7時、東の空が白むころ、地元6地区の若者が勇壮な掛け声とともに順番に遠浅の海に飛び込み、5メートルほどの青竹の先に御幣を付けた「梵天」を次々と突き立てた。前の組より沖に梵天を立てるのが習わしで、順番が遅いほど深い海の中で苦戦していた。海岸では行人たちが般若心経を唱え、祈とうを続けた。

 約300年続くとされ、出羽三山信仰を伝える民俗行事。中島区文化財保存会(篠田芳夫会長)が中心となり、毎年7日に行われてきたが、担い手不足が続き昨年から休日開催になった。今年は19~27歳の15人が参加した。

 5回目となる実形謙さん(27)は「良い年になるようにと思いながら毎年参加している。自分に負けない気持ちで目標地点を目指すので気合が入りますね」と爽やかに語った。


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