「納得できない」と地元 白紙撤回求め県に要望へ 夷隅地域の3高校統合案

夷隅地域で統合対象に浮上した高校の一つ、県立勝浦若潮高校
夷隅地域で統合対象に浮上した高校の一つ、県立勝浦若潮高校

 千葉県教委の「県立学校改革推進プラン」の最終案で、大原(いすみ市)、岬(同)、勝浦若潮(勝浦市)の夷隅地域3高校を2015年度に大原に統合することが発表されたことを受け、地元の首長らが17日、「納得できない」と一斉に反発の声を上げた。若者が学び集う場がなくなれば地域の活力が減退するとして白紙撤回を求める。

 勝浦若潮高校(山田耕司校長、生徒206人)はこの日朝、全校集会を開催。最終案で同校の名前が統合候補に挙がったことを伝えた。生徒たちは冷静に説明を受けたという。

 同校は2005年、旧御宿高校と旧勝浦高校が統合し漁業や福祉などの専門知識が得られる総合学科の高校として生まれ変わった。アワビなどを養殖する栽培漁業実習場や缶詰を作る食品製造実習室などの施設を自前で持つ。

 しかし、統合時から生徒数の定員割れが続く。山田校長は「少子化の影響が大きい」と打ち明ける。

 勝浦市の猿田寿男市長は「こういう結果を持ってくるとは思わなかった」と再び統合対象に浮上したことに衝撃を受けた様子。「高校は地域振興とも結びついている」と必要性を強調。「白紙撤回を県に要望していく」と話した。仮に統合しても「勝浦若潮には実習施設があり活用すべき」と一部の学校機能の存続を訴えた。


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