搾りたて清酒に行列 蔵元・飯沼本家で新酒祭 酒々井

人気の1200本限定の新酒「酒々井新酒祭」は午前中で売り切れた=17日、酒々井町
人気の1200本限定の新酒「酒々井新酒祭」は午前中で売り切れた=17日、酒々井町

 創業300年を超す酒々井町馬橋の老舗蔵元「飯沼本家」で17日、搾りたての新酒の試飲などができるイベント「酒々井新酒祭」が開かれ、多くの日本酒ファンらでにぎわった。

 酒々井すいすい倶楽部が主催し今年で14回目。蔵元での搾りたての新酒の試飲会や、普段は立ち入ることができない酒蔵の見学会などが人気を集めた。

 豊年に感謝する神事などの後、飯沼本家の酒蔵から搾り出されたばかりの純米大吟醸「酒々井新酒祭」を1200本(720ミリリットル)限定で販売。午前11時半前には売り切れる盛況ぶりだった。また、午前10時と正午に自慢の新酒が無料で振る舞われると、長い列ができた。

 会場には、町名の由来になったとされる酒や仕込みに使われた地下水が試飲できるブースをはじめ、地元の農産物や加工品などの屋台が設けられた。野外ステージではよさこいソーランのチームや和太鼓グループなどによる演奏も行われ多彩な催しで盛り上がった。

 初めて訪れた千葉市美浜区の会社員、北野裕介さん(34)は「酒蔵を巡るのは初めてだが、工場で実際に造っているところを見られて良かった」とにっこり。

 主催した同倶楽部の縣広子会長(53)は「今年は災害が多く、自然の脅威を感じたが、一方でおいしいお酒ができるのも自然のおかげ。自然と折り合いをつけながら、新酒祭100回を目指して頑張っていきたい」と話した。


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