被災者の悩みに寄り添う NPOが自殺防止シンポ

被災地での支援活動について語る通大寺の金田諦應住職=27日、千葉市中央区の千葉県文化会館
被災地での支援活動について語る通大寺の金田諦應住職=27日、千葉市中央区の千葉県文化会館

 自殺志願者や自死遺族などの悩みに寄り添う成田市のNPO「自殺防止ネットワーク風」(篠原鋭一理事長)は27日、県文化会館(千葉市中央区)で公開シンポジウム「東日本大震災被災地での被災者・自殺者の現状と今後」を開催した。被災者の悩みを受け、どのような支援が可能か意見を交わした。

 同NPOは、全国52カ所に相談所を設け、自殺志願者や自殺未遂者、自死遺族の相談を受ける団体。年間約5千件の相談が寄せられているという。シンポジウムは、増加傾向にあるとされる被災者の自殺に対して、どのように取り組むべきか考えようと同NPOが企画した。

 第1部では基調講演として、宮城県栗原市の通大寺の金田諦應住職が、傾聴のため被災地で行っている移動式喫茶店「カフェ・デ・モンク」の活動などについて報告。「傾聴は、土地の言葉で話し掛けないと(心からの)言葉が返ってこない」と、体験を交えながら語った。


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