優勝して有終の美を 室屋選手の逆転期待 エアレース予選に4万人 千葉市・幕張海浜公園

世界屈指のパイロットの操縦技術に見入る来場者=7日、千葉市美浜区の幕張海浜公園
世界屈指のパイロットの操縦技術に見入る来場者=7日、千葉市美浜区の幕張海浜公園
予選後の会見で決勝への意気込みを語る室屋選手
予選後の会見で決勝への意気込みを語る室屋選手
パイロンの修復体験ができるアトラクションを楽しむ来場者
パイロンの修復体験ができるアトラクションを楽しむ来場者

 千葉大会でフィナーレを迎えるレッドブル・エアレースの予選が行われた7日、会場となった千葉市美浜区の幕張海浜公園には約4万人が詰め掛け、コンマ数秒の勝負に熱い視線を送った。予選5位の室屋義秀選手(46)は逆転での王座奪還の可能性を残しており、ファンは「最後の大会を優勝して世界チャンピオンになって」と願った。

 “空のF1”を間近で見ようと、会場入り口には午前10時の入場前から長蛇の列。開門と同時にわれ先へと海岸の観覧席を目指し、室屋選手ら世界屈指のパイロットが見せる操縦技術にくぎ付けになった。

 ZOZOマリンスタジアムの周辺では、県産食材の料理提供コーナー「ちばフードフェスティバル」を地元後援会などが開催。コースに設置するパイロンの修復体験アトラクションや、海上自衛隊の曲技飛行チーム「ホワイト・アローズ」の4機編隊飛行もあり、レース以外でも来場者を楽しませた。

 千葉市美浜区の会社員、谷口友秀さん(37)と妻の華奈さん(26)は4回目の観戦。友秀さんは「最後だから絶対に見たかった。室屋選手は2017年に総合優勝した時も逆転でひっくり返した。世界チャンピオンになってくれたら日本人としてうれしい」と有終の美に期待。華奈さんは「毎回同じ人が勝つわけでなく、波乱があって面白い。最後で寂しい。ずっとやってほしい」と名残惜しそうに話した。

 金沢市から家族4人で初めて訪れた馬場靖人君(6)は「回転しながら飛んでいてすごい。室屋選手に勝ってほしい」とエール。父親の誠さん(42)は「何年も前から見に行くと約束していた。今回を逃すと見られないので観戦できて良かった。生は迫力が違う」と笑顔を見せた。


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