四街道で将棋教室 木村プロが指南、小中生30人と「多面指し」

将棋教室で木村プロから教わる参加者=30日、四街道市
将棋教室で木村プロから教わる参加者=30日、四街道市
テレビ番組同様、分かりやすく解説する木村プロ
テレビ番組同様、分かりやすく解説する木村プロ

 四街道市出身のプロ棋士、木村一基九段(46)による「夏休み子ども将棋教室」が30、31の両日、市立四街道公民館で開かれた。小中学生約30人が参加。木村プロは「将棋は2人でやるので1人は負ける。負けるのを恥ずかしがらず、どんどん指していって」と上達への近道を説いた。

 プロ棋士との触れ合いを通じて日本の伝統文化の将棋を覚えるとともに、同世代の仲間たちとの交流や生涯学習に役立ててもらおうと、同館が主催する取り組みで、今年で20回目を迎える。

 参加者同士の対局を前に木村プロは「最初と最後のあいさつを忘れない。負けた時は『負けました』と大きな声で言いましょう」と勝負の心得を伝授。「取れる駒は取る」「相手の狙いを外す」と説明しながら、「大事なのは同じミスを繰り返さないよう自分なりに工夫すること。一手に5秒、10秒考える癖を付けて」と呼び掛けた。

 参加した小学5年の鵜野友輝君(11)は「やっぱりプロはすごい。もっと強くなるため努力したい」。小学5年の荒川胡桃さん(10)は「木村先生が端を攻めると良いと教えてくれた」と振り返った。

 参加者全員と同時対局する「多面指し」もあり、子ども棋士との“真剣勝負”を楽しんだ木村プロは「将棋を長く続けてくれたら、うれしい」と話した。

 木村プロは現在、初タイトルを懸け、挑戦者として豊島将之王位との第60期王位戦7番勝負の最中。第5局を終え、対戦成績は2勝3敗。第6局は9、10日に神奈川県秦野市で行われる。


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