線路に”迷い犬” 運転士と追いかけっこ? JR外房線、30分運転見合わせ

鎌取駅の線路に迷い込んだ犬と捕まえようとする駅員ら(杉本勇樹さん提供)
鎌取駅の線路に迷い込んだ犬と捕まえようとする駅員ら(杉本勇樹さん提供)

 線路に“迷い犬”出現-。千葉県内を走るJR外房線で29日午後9時50分ごろから約30分間、上下線で運転を見合わせた。原因は千葉市緑区の鎌取駅や周辺の線路で一匹の犬が歩き回っていたためだった。駅に到着しかけていた電車は緊急停止。犬と運転士らの追いかけっこが始まった。

 犬が見つかる直前、鎌取駅近くの踏切の緊急停止ボタンが押された。JR社員が向かったが、そこには何も無い。安全確認し駅に戻ろうとした矢先、視線の先には駅方向へ歩く犬の姿が。犬は“迷うことなく”駅構内の線路に進んでいった。

 犬が駅構内に入り込んだころ、鎌取駅には千葉発上総一ノ宮行きの普通電車が到着する間際だった。運転士が異変に気づき緊急停止。運転士と駅員らは犬を確保しようと線路に降りた。

 追いかけっこの結果は犬の勝ち。運転士らは犬を見失い、入念に犬が線路周辺にいないことを確認して運転を再開した。

 JR千葉支社によると、外房線内で電車とたぬきやイノシシが衝突する事例は時々あるという。一方、担当者は「犬が迷い込んで職員が追いかけるなどして、電車を止めることはなかなかない。とても珍しい」と驚いた様子だった。


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