ITで地域活性化を 「長南集学校」13日開校

職員室を改装した交流スペースを紹介する鈴木校長(左)と碇社長=11日、長南町の長南集学校
職員室を改装した交流スペースを紹介する鈴木校長(左)と碇社長=11日、長南町の長南集学校

 統合で廃校になった旧長南町立長南小学校校舎を、パソコンリユースのリングロー(碇敏之社長)が町民の交流の場として利用できる施設に整備した「長南集学校」が13日に開校する。11日に内覧会が行われ、碇社長は「年配の人でも、パソコンを使えば生活が便利になることを広く知らせたい」と意欲を見せ、平野貞夫町長は「ITによる地域活性化に大いに期待している」と喜んだ。

 同施設は職員室、校長室などを改装し、パソコン販売、サポート窓口のほか、町民らが気軽に使える交流スペースを常設。また「働く女性」をキーワードに、母親が働きやすいようキッズスペース、キッチン、授乳室を設けていて、現在、3人の地元在住女性の採用が決まっている。

 同社が廃校を利用した拠点を展開するのは山形県舟形町に続き2カ所目。舟形町では2年目の昨年、約3千人の来場者があり、約200台のパソコンを販売したという。責任者を務める鈴木陽子校長は「町の人たちの声をじかに聞かないと」と長南町に移住。あいさつ回りをする中で、パソコンを持っていても、あまり使わず、操作方法を忘れる人が多いのに気付かされたといい、「いつでも持って来てもらえれば、相談に乗る」と話した。

 交流イベント開催や子どものICT教育にも参画していく予定。町長は「意気込みを強く感じた。町を挙げて集学校を盛り上げ、育てていきたい」と支援を約束した。

 13日午前10時から行われる調印式、開校式では人気ユーチューバーを招いてのトークイベントや、子ども向けのゲームコーナー、出張カフェ、カラオケなど年齢を問わず参加できる催しを実施する。


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