津波の脅威、後世に 旭市・飯岡地区 忘れじの時計 【月刊ほぼ実物大ニュース】

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旭市防災資料館に展示されている「忘れじの時計」
旭市防災資料館に展示されている「忘れじの時計」
津波が押し寄せたとされる時刻午後5時25分すぎを指したまま、8年前から止まっている
津波が押し寄せたとされる時刻午後5時25分すぎを指したまま、8年前から止まっている

 午後5時25分すぎを指したまま、8年前から止まっている時計がある。2011年3月11日の東日本大震災で甚大な被害を受けた旭市飯岡地区に、最大7・6メートルの津波が押し寄せたとされる時刻だ。

 時計は海岸線から100メートルほど離れたJAちばみどり旧飯岡支店前にあった。高さ約4メートルの時計塔に取り付けられていたが、津波による浸水でショートしたとみられる。

 震災後、地元の市民団体「いいおか津波を語り継ぐ会」(仲條富夫会長)が同JAから譲り受けた。現在は、震災後に設置された「旭市防災資料館」で展示され、来訪者に津波の脅威を伝えている。同館の戸井穣館長(74)は「今後とも記憶の継承につなげたい」と語った。

※2019年3月26日付け新聞紙面で、旭市・飯岡地区 忘れじの時計の写真をほぼ実物大で掲載しています。
※【月刊ほぼ実物大ニュース】は、原則毎月第4火曜日に掲載します。次回掲載は4月26日予定。