2019年1月31日 05:00 | 無料公開

自慢の生のり料理をPRする参加店のメンバーら=富津市

新作の生のりチーズかつ丼
富津名産の生のりを使った料理をPRするキャンペーン「第11回ふっつ生のりフェア」が富津市内で始まった。今年は22店舗が参加し、工夫を凝らした旬の味を提供している。2月28日まで。
富津は東京湾随一のノリの産地で、フェアは収穫時期に合わせて毎年12月から翌年2月に商工会が開催している。ここ数年のノリ漁は不作続きで、今期も思うように収穫が伸びず、フェアの開始を1カ月遅らせ今月15日から始めた。
提供料理は参加店によって異なり、今回は「生のりチーズかつ丼」や「海苔鍋」が新たに登場。「生のりラーメン」、定番の「生のり三杯酢」なども堪能できる。
18日には市内で試食会があり、出席した新富津漁協の小泉敏組合長(64)は「(昨年11月末の)初競り後に生育が鈍った。まだ不本意な状況だが、1カ月遅れでもフェアが開催できて生産者としても喜ばしい」と話した。
商工会の藤野一夫会長(76)は「ノリは富津を代表する名産品。各店自慢の料理を味わって旬を楽しんで」と呼び掛けた。「生のりフェア」ののぼり旗が参加店の目印。問い合わせは同会(電話)0439(87)7071。