千葉市の地域ポイント「ちばポ」利用拡大 参加9千人超、対象事業倍増 流通量少なく課題も

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 千葉市の地域ポイント制度「ちばシティポイント(ちばポ)」の利用が拡大している。参加者は既に9千人を超え、ちばポがもらえる市の対象事業もスタート当初に比べて倍増。発行ポイントが伸び悩むなどの課題も浮上した。市政策調整課は「対象事業をより増やすなどして、市民が使い勝手のいい制度にしていく」としている。

 ちばポは市のボランティアや健康維持・増進、パラスポーツ普及などの各事業について市民の参加を促すため、昨年7月、3年間の社会実験として開始。市が指定した対象事業の活動参加1回に対して原則50ポイント(50円相当)がもらえる。

 最大の特徴が「イオン」(美浜区)のご当地ICカード「ちば風太WAONカード」との連携。同カードにちばポをためられる上、全国で使えるWAONポイントや市の施設利用券などに交換できる。

 同課によると、12月末現在の参加者は9113人。対象事業も当初の28事業から62事業に拡大。市民が興味を持ちやすい健康維持・増進分野の事業が加わっており、同課の担当者は「ちばポをきっかけに、市民が参加する活動の幅が広がっている」と分析した。

 その一方、発行したちばポはイオンが独自に付けている来店ポイントも合わせて約101万ポイント(12月末現在)。同担当者は「当初の予想に比べて、発行したちばポは物足りない」と渋い表情だ。

 利用状況はWAONポイントへの交換が約10万4千ポイント、市動物公園など市施設利用券への交換が1900ポイント、市や市認定NPOへの寄付が277ポイントで、大半のちばポが“貯金”状態にある。

 市は19年度、対象を100事業以上に拡充することを目指すとともに、専用の端末が必要な現在のちばポの付与方法でより簡易な方法を開発するなどして、ちばポ流通量の増加と市民の利便性向上を図る。民間企業の参加を求め、地域への浸透も進めたい意向だ。