「日蓮大銅像」出現 現在頭部のみ、完成願う 茂原・藻原寺

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藻原寺で行われた日蓮聖人大銅像の仮安置開眼法要=8日、茂原市
藻原寺で行われた日蓮聖人大銅像の仮安置開眼法要=8日、茂原市

 茂原市茂原の藻原寺(持田日勇貫首)に、日蓮宗の開祖「日蓮聖人」の大銅像が出現し、話題を集めている。ただ、資金不足のため出来上がっているのは頭部だけで、8日に営まれた仮安置の開眼法要には関係者が集まり、高さ約20メートルとなる全身の早期完成を願った。

 藻原寺は茂原の市名の由来になったとされる古刹(こさつ)で、1276年に日蓮聖人によって創建された。高さ25メートルの真っ白な山門(戒壇塚)は、茂原のシンボルとして市民に親しまれている。

 藻原寺によると、大銅像の建立計画は2010年から本格的に始まった。当初は日蓮聖人の弟子、日向聖人の没後700年にあたる13年に完成予定だったが、東日本大震災などの影響で寄付が集まらず、計画が先延ばしになっていた。

 資金不足の中、とりあえず高さ4・3メートルの頭部(胸像)が出来上がり、駐車場に仮安置されることになった。胴体部分も完成すれば台座を含めた高さは約32メートルとなり、寺では日蓮聖人の生誕800年に合わせて21年の完成を目指している。最終的には大堂裏の高台に建立する計画で、寺は寄付への協力を呼び掛けている。

 開眼法要には僧侶や檀信徒ら約100人が参加し、田中豊彦市長は「銅像が茂原のシンボルとなり、さらに発展すると期待している」とあいさつ。藻原寺執事の増田寳泉さんは「銅像が完成すれば、市役所と同じぐらいの高さになる。新しい観光名所になり、お参りに来る人が増えて地域の活性化につながれば」と話した。