懐かしい国鉄一般色 新型車両、平日も運行 いすみ鉄道

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昭和レトロ調に塗装された新車は大型クレーンにつるされ、線路内に移された=22日、大多喜町の大多喜駅
昭和レトロ調に塗装された新車は大型クレーンにつるされ、線路内に移された=22日、大多喜町の大多喜駅

 いすみ鉄道(大多喜町)は22日、5台目の新型車両として、旧国鉄で使われていたオレンジとベージュのツートンカラーに塗装したレトロ調のものを導入した。これまでの新型車両は黄色い塗装を施し「ムーミン列車」としていた。懐かしい色の採用で平日の観光需要も掘り起こしたい考え。

 新型車両は対面型のボックス席の定員113人。トイレもある。19日深夜、新潟県の工場から大型トレーラーに載せられて出発し、22日午前3時に大多喜駅に到着した。

 同日午前9時、50人ほどの鉄道ファンや関係者が見守る中、製造会社の作業員が、荷台上の新型車両を覆う青色半透明のシートをはがし、線路脇の道路へ。新型車両は2台の大型クレーン車でつるされ、線路内へと移された。

 旧国鉄木原線を引き継いだ第三セクターの同鉄道。土曜日と休日は朱色などをまとったレトロ車両を走らせ、鉄道ファンらから人気を集めてきた。

 5台目の新型車両の塗装について、鳥塚亮社長は「地元の人にも懐かしく思ってもらえる色にした」と説明し「国鉄一般色の新型車両を毎日運行して、さらなる観光需要を開拓したい」と意気込んでいる。

 運行に向けては国の認可を受けた後、「夏休みをめどに走らせたい」といい、近くデビューする。