房総通リズム春の観光特集2024

新図書館くつろぎ空間確保 茂原市教委案 駅前から来春「アスモ」へ 現施設は今秋から休館

市教委が参考資料として提示している新図書館入り口のイメージ図(市教委提供)
市教委が参考資料として提示している新図書館入り口のイメージ図(市教委提供)

 茂原市立図書館をJR茂原駅前の商業ビルから同市高師の商業施設「茂原ショッピングプラザアスモ」に移転する方針を打ち出した茂原市教委は、新図書館の施設内容を示す基本計画案をまとめた。アスモ2階の催事場や店舗部分の一部を改修し、来年春ごろの開館を目指している。移転作業のため、現図書館は今年秋ごろから休館する見通し。

 計画案などによると、新図書館の床面積は2006平方メートル。ついたて付きの机を設置する学習スペース(24席)、児童がおもちゃで遊んだり、現在もあるショート託児を行ったりする「こどもひろば」も設ける。

 昨年11月の市民アンケートで「くつろいで本を読みたい」といった意見が寄せられた。このため、陳列していた郷土資料などを、申し出に応じて取り出す方式の「閉架」書庫にしまうことで、自由に本を閲覧できる「開架」の本棚の陳列冊数を減らし、利用スペースにゆとりを持たせる。

 床面積は今の2175平方メートルよりも狭くなるが、アスモ内のセンターコートや劇場を活用して図書館の催しなどを開催するという。

 アスモの来店客数は年間約210万~240万人で、現図書館の来館者数(新型コロナ禍以前の2018年度で約18万5千人)の10倍以上。市教委は、買い物客らが立ち寄ることで来館者が増えると見込んでいる。

 移転作業に伴い今年秋から来年春ごろまで現図書館は休館予定で、市教委は、東部台文化会館など他施設の図書室の利用を促す。一方で、休館中も蔵書の貸し出しができないか検討し、指定管理者と協議する。

 図書館の移転は、アスモの運営事業者が22年4月に市に提案。賃料削減や広い無料駐車場による利便性の向上、リニューアルによる施設内容の充実が見込めるとして、市は昨年10月、アスモ側と覚書を結び移転準備を進めている。新図書館の内装や書棚などの整備費用はアスモ側が負担。市は移転費用や賃料を支出する。

 市教委は15日、移転計画案をホームページなどで公表し、市民らの意見公募(来月15日まで)を始めた。


  • LINEで送る