狩猟免許なくても協力可能 深刻な里山イノシシ被害、市原市が対策体験会 担い手不足解消へ

イノシシ対策の電気柵について説明する西国吉地区の農家の男性(右)=市原市
イノシシ対策の電気柵について説明する西国吉地区の農家の男性(右)=市原市
市原市の瀬又地区で生息が確認されたイノシシ。西国吉地区に限らず市内の広範囲で見つかっている(市原市提供)
市原市の瀬又地区で生息が確認されたイノシシ。西国吉地区に限らず市内の広範囲で見つかっている(市原市提供)

 市原市は、農地へのイノシシ被害が深刻な里山地域の獣害対策を支える協力者を募ろうと、初の「里山獣害対策体験会」を同市の西国吉自治会館と周辺農地で開いた。地元の西国吉地区と市内他地域の住民20人が参加。獣害対策技術の研修を手がける合同会社AMACの担当者らのアドバイスを受け、被害の実情や、狩猟免許がなくても担える役割に触れた。

 田畑を荒らすイノシシなどは農家にとって害獣。西国吉地区では電気柵や箱わなの設置など、地域ぐるみで対策をしているが、人口減や高齢化 ・・・

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